
バンコクの進学事情
家族でタイに赴任されているご家庭にとってお子さんの教育は切実な問題。小さなお子さんの場合は幼稚園、また小学生・中学生だと中学・高校進学を考えておく必要があります。
かつて、バンコクはアジアの中でも在外子女への教育水準が高くなく、在外教育のエアポケットと言われた時代もあったそうです。アジアでは古くから教育熱心な地として香港が有名で、次いでシンガポールというのが定説でした。
しかし90年代以降、タイでは日系企業の進出が相次ぎ、在留日本人も増加。そういったこともあり、日本人が経営する日本人向けの塾が増え、急速に在外教育水準が上がってきたのです。
バンコクの学習塾
多くが日本の進学塾と提携し、同様のカリキュラムを行なうなどバンコクでも日本と同じ質の教育を受けることができます。塾にもそれぞれ個性があり、補習を目的として個人指導に重点を置くところ、高校受験に強いところ、またはインターナショナルスクールに通う生徒のための塾などがあり、中には毎年、何人も難関校に合格者を輩出している塾もあります。お子さんの個性や目標に合わせて選ぶことができる環境が整っています。
こうした現状に伴い、かつては多くの受験生が受験シーズンになると、一時帰国していましたが、近年ではバンコクに残って塾に通うというお子さんが増えています。また、バンコクにいながら受験できる日本の高校が増えてくるなど、受験事情も大きく変化しています。
塾選びのポイント
バンコクで学ぶ子どもたちは、日本に帰れば帰国子女となります。そうしたいわば“特権”を活かした帰国子女枠の情報やAO(アドミッション・オフィス)入試対策など、日本同様でありながら、海外ならではの広い視野での進路指導ができる塾を選ぶことも重要なポイントです。
子どもの受験には親の協力が不可欠ですが、最終的に進学するのも塾に通うのも子ども自身。将来の目標と、その塾になじめるかどうかをよく見極めて、前向きに勉強に取り組めるような塾を選ぶことが大切です。
現在、多くの塾では無料体験授業を行なっているので、そうした機会をぜひ利用して、お子さんに合った塾を探してみて下さい。
バンコクの幼稚園
小さいお子さんがいる方、またバンコクで出産された方にとっては幼稚園選びは悩むところでしょう。
バンコクには多くの幼稚園があり、日系幼稚園、インターナショナルスクール系の幼稚園、そしてタイローカルの幼稚園の3タイプがあります。
「せっかくの外国生活体験なのだから、小さいうちに生きた英語を身につけさせたい」とインター系の英語指導の幼稚園に入園させる方や、またあらかじめ帰国が決まっているご家庭ではやはり帰国後を考えて日本語の幼稚園を、という場合が多いようです。また最近では日本語と英語によるバイリンガル指導を行なうところもあります。
幼稚園選びに関しては、本人の意思ではなく、保護者の方が決めなくてはいけません。その場合、実際に情報を収集し、最終的には自分の目で判断することが重要です。というのも、日本の画一的なプログラムとは違い、各園それぞれが個性的な指導をしているからです。
広々とした敷地で思いっきり外遊びができる園や、英語教育や知育プログラムに力を入れている園、また日本の行事を通じて文化教育を行なっているところもあります。
入園前に、必要な費用や通園にかかる時間(バス代)、給食の有無やアレルギー対策、衛生面などしっかり確認してから決めましょう。
受験情報をどう入手するか
将来的に日本の中学や高校への進学を考えていても、海外で生活しているために最新の中学・高校受験情報が掴みづらいのが実情。また、中学・高校ともに帰国生入試は一般入試と異なる部分がいくつかあり、早い段階から準備をする必要があります。一般的に帰国子女の受験は、情報集めが重要な役割を果たすと言われます。そのため、バンコクでも無料配布されている雑誌「帰国便利帳」や、帰国子女を対象とした専門サイトなども有効活用したいところ。また、早い時期から一時帰国した際に志望する学校を訪問するという生徒も多くいるようです。
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帰国便利帳
帰国子女を応援する教育フリーマガジンとして、ニューヨークや上海をはじめ世界1 7 都市で毎年5月と10月に発行されている「帰国便利帳」。バンコクではフジスーパーや東京堂書店などで配布。帰国生入試準備に必要な情報、海外の教育事情、帰国子女受け入れ校リストなどが紹介されています。
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CLARINET ![]() 文部科学省において海外子女教育・帰国児童生徒教育等を所管する国際教育課が中心となって作成したサイト。日本人学校・補習授業校と、日本国内の学校及び日本人学校・補習授業校同士などの情報交換等が行なえるような場を提供しています。 |
財団法人 海外子女教育振興財団
1971年に文部科学省の許可を受けて設立された公益法人が運営するサイト。海外子女または帰国子女教育の振興を図るため、必要な教育の支援や情報提供を行ない、教育相談や国内外の学校情報などを掲載しています。 |
