
BTS(高架鉄道)
BTSとは2000年に開通した高架鉄道で、運営会社であるBangkok Mass Transit Systemの頭文字。現在の路線はモーチット駅からオンヌット駅までの全17駅を結ぶスクンビット線と、国立競技場駅からウォンウィエンヤイ駅までの全9駅を結ぶシーロム線の2路線が運行されています。運行時間は6:00〜24:00で、日本と違って時刻表はなく、通常は4〜6分間隔で電車が運行。料金は15〜40Bです。
BTSでは、スクンビット線オンヌット駅~ベーリング駅までの建設工事が進められ、2011年8月に開通予定です。このほか、シーロム線ウォンウィエンヤイ駅~バーンワー駅までの延伸計画も進められており、2012年内に完成予定。両区間の完成で、バンコク市内の渋滞が緩和されると期待されています。
チケット(1回券)の買い方
②運賃はゾーン制で、自動券売機の横にある路線図に数字で示されているので目的駅のゾーン番号を確認します。
①多くの駅では5B、10B硬貨しか使えないため、硬貨がない場合は駅の窓口で両替を。最近では、プロンポン駅などで小額紙幣(20B、50B、100B)を使用できる券売機も登場しました。
⑤左下にあるスリットから出てくるチケットをとって購入完了です。
④表示された金額分の硬貨を投入します。
③目的駅のゾーン番号と同じ数字のボタンを押すと、右上の表示窓に料金が表示されます。なお硬貨を先に入れると戻ってきてしまいます。
チケットの種類
●シングル・ジャーニー・チケット(1回券) Single Journey Ticket
利用毎に自動券売機で購入。このチケットには有効時間があり、15B券は入場後30分、20B券は60分、25B以上は90分を経過してしまうと無効になってしまいます。
●アダルト・スマートパス(回数券) Adult Smart Pass
345B(15回利用可)、550B(25回利用可)、735B(35回利用可)、900B(45回利用可)の4種類。30日の有効期間中は利用区間の料金に関係なく、表記の回数を利用できます。
●BTS スカイ・スマートパス(プリペイドカード) BTS SKY Smart Pass
初回購入時の最低金額は160B。そのうち30Bはカードの保証金でカードを返却すれば返金してくれます。窓口で支払った額から利用するたびに運賃が引かれるプリペイドシステムで、パスの残高は出札時に自動改札機に表示されます。5年間有効。
●ワンデイ・パス One-Day Pass
購入当日が乗り放題になる120Bの1日券です。
改札の通り方
赤いゲートが開いたら素早く通過しましょう。ゲートは閉まるのが早いので注意を。
ここから出てくるチケットを抜き取るとゲートが開きます。出札のときも原則的には同じです。シングル・ジャーニーチケットは回収されますが、ワンデイ・パスは出てくるので取り忘れないように注意。
アダルト・スマートパスとスカイ・スマートパスを利用すると、ここに残高が表示されます。
アダルト・スマートパスとスカイ・スマートパスはここにカードを触れて通過します。
シングル・ジャーニー・チケットとワンデイ・パスは手前のスリットに挿入します。




MRT(地下鉄)
2004年に営業を開始したタイ国内唯一の地下鉄。タイ国鉄中央駅のホアランポーン駅からバンスー駅までの全長20km、全18駅からなる1路線で運行しています。今後もさらに路線が延長される予定。運行時間は6 : 0 0〜24:00。BTSと同様に時刻表はありませんが、通常は5〜7分の間隔で運行しています。料金は15〜39Bで1駅ごとに1〜2B加算されます。
MRTの乗り方
②これがシングル・ジャーニー・トークンです。
①自動券売機では、シングル・ジャーニー・トークンが購入できます。利用できるコインは1、5 、1 0 B で紙幣は2 0 、5 0 、100B。画面上に表示される路線図から目的駅を探し、画面に触れ、料金が表示されたら購入します。駅名は英語表記に切り替え可能。
④下車時は改札機の矢印部分にある小さな投入口にトークンを投入するとゲートが開きます。
③ 改札機の車両が描かれているセンサー部分にトークンを触れると、ゲートが開きます。
チケットの種類
●シングル・ジャーニー・トークン(1回券)Single Journey Token
コイン式で自動券売機か窓口で購入。コインを改札機のセンサー部分に触れるとゲートが空き通過できます。改札を出る際、改札機にコインを投入します。
●ストアード・バリュー・カード( プリペイドカード) Stored Value Card
カード式。前払いで利用ごとに運賃分が引かれるプリペイドタイプ。窓口で購入でき、初回購入金額は230B。そのうちデポジットが50B。改札を通る際はカードを改札機のセンサー部分に触れると料金が引き落とされ、ゲートが開きます。改札を出るときも同様にセンサーに触れると、改札機に残高が表示されます。5年間有効。
●デイ・パス Day Pass
1日乗り放題で120BのOne-Day Passと、30日乗り放題で900Bの2種類。
地下鉄に乗る際のマナー
地下鉄自体は日本のものとほぼ同じなのでいたって簡単…と思いきや、タイにはタイのローカルルールがあります。それは「進行方向を向いて立つ」こと。これは手すり・吊り革が中央一列しかないため、発進・停車時に倒れないようにするためなのだとか。日本では客席側を向いて立ちますが、これだと揺れた際につかまるところがないのです。
またうっかり進行方向と逆を向いて乗ると全員に注目されてしまうのでご注意を。
バンコクで電車に乗る際の注意点
BTS、MRTともに駅構内にトイレはなく、飲食物の持ち込みが禁止されています。またMRTには写真のような注意書きがあります。日本も同じですが、マナーとしてお年寄りや子ども、妊娠中の女性には席を譲ります。ひとつ違うのが左のイラスト。タイではお坊さんが乗車すると、一番端の席を譲るというルールがあります。
タクシー
多くの日本人にとって都内での移動手段に必要不可欠なのがタクシー。現在、個人経営と法人経営のタクシーが無数に走っています。そのほとんどがメータータクシーで初乗り1kmまでが35B。以後は約400mごとに2Bずつ加算されていきます。日本のタクシーと比較すると格段に安い料金で利用できます。
タクシー利用時の注意点
①メーターはきっちりチェック!
乗車時にメーターが初乗り料金の35Bになっているか、メーターをしっかり作動させたかを確認すること。35以外の数字を示していたり、数字の上がり方が不自然なときはすぐに車を止めて下車しましょう。後部座席にタクシー運賃表があることが多く距離に対する運賃がわかりやすく表記されているのでこちらも参考にしましょう。
②運転手も道を知らない!?
タイの運転手は必ずしも道に詳しいとは限らないということを忘れずに。渋滞がその道の先で起きるとわかっていても避けない場合もあるので注意しましょう。
③ドアは自動ではありません!
ドアは自動ドアではなく、手動なので乗り降りの際は忘れずに。そのとき、強く閉めるとドライバーに注意されるので優しく閉めましょう。
④領収書はもらえない!?
支払い時、日本のように必ず領収書を出してくれるということはありません。しかし、最近はレシート発行機を搭載したタクシーも少ないですがあります。
⑤忘れ物には気をつけましょう!
下車時は忘れ物をしないように気をつけましょう。忘れ物をしてしまったときは、タイの道路交通ラジオ局「FM100」に電話し、忘れ物の特徴や乗車状況など、わかる範囲の情報を伝えます。すると番組内で運転手に呼びかけてくれます。☎1137
都心部では7:00〜9:00と16:00〜20:00の時間帯は激しい渋滞に巻き込まれる可能性が高いので、急いでいるときは乗車を避けた方がいいでしょう。
タクシーの乗り方
タイでのタクシーの止め方は日本の様に手を上に挙げるのではなく、手を斜め下に45度ぐらいの角度で差し出すのが一般的です。タクシーが止まったら、すぐに乗り込まずにドアを開けた状態で行き先を告げましょう。タイの運転手は渋滞に巻き込まれそうな方面への走行を拒否することがあるからです。
また運転手はタイ語しか話せない場合が多く、英語で行き先を告げても理解してもらえないこともあります。そのときは近くにあるデパート名や駅名など目印になる場所を伝えるようにしましょう。
タクシーの種類
バンコクでは様々な色のカラフルなタクシーを見かけます。グリーンとイエローのツートンカラーが個人タクシーで、そのほかの赤やオレンジ、パープルなどは法人タクシーである場合が多いです。またタクシーによって料金が異なることはありません。車種はトヨタや日産など、日本車がとても多く利用されています。
路線バス
鉄道でカバーできないエリアが多いバンコクでは、バスは庶民によって重要な交通手段。電車やタクシーと比べて運賃が安く設定されているのが魅力です。バンコクバス公社は2011年3月から、お得な定期券を発売。定期券の料金は「エアコンなしバス用」の週間定期券が100B、月間定期券が400B です。「エアコンバス用」の週間定期券は200B、月間定期券は800B。利用は、バンコクバス公社直営バスのみに限られています。
モーターサイ(バイクタクシー)
オートバイの後部座席に乗客を乗せて走るのがモーターサイ。駅から離れたソイの奥に行きたいときや、激しい渋滞でとにかく早く移動したいときには貴重な存在です。
基本的には路線バスなど公共の交通機関が運行できない小路に限って営業が許可されています。幹線道路を走っているバイクもいますが、本来は急いでいる乗客のために特別に走行を許可されているので、基本的に幹線道路でお客さんを拾うことはできません。沿道で乗車したいと手を挙げても無視されることがあるのはこのためです。料金は乗る前に目的地を告げて交渉。10B〜が相場です。
また運転手が着ているカラフルなベストは許可証の代わりで、営業エリアごとに色分けされています。
エアコンバス
●新型
ブルー、オレンジ、黄色、白などの近代的なバス。エアコンもしっかり効いていて快適。料金は12〜25B
●旧型
青地にクリーム色の帯のツートンカラーで側面に全面広告が入っていることが多い。車体は古い。料金は11〜25B
ノンエアコンバス
●赤バス
赤で塗装されていて、車体はどれもかなり古びている。窓を開けて走る昔ながらのバス。料金は7.5Bで深夜8.5B
●白バス
車体に緑色の線が入っているのは公営。黄色の線が入っているのは私営。車体はかなり古い。料金は例外もあるが、8.5B
●ミニバス
特定の路線に補助的な役割で運行しているバス。オレンジ色の車体が目印。料金は7Bで、深夜は8.5B
バスの乗り方
まずはバス停で待ち、乗車したいバスがきたら、手を挙げて乗車の合図を出します。するとバス停付近にバスを寄せてくれます。しかし、渋滞などで停車位置が確保できないと判断されるとそのまま置き去りにして通過してしまうこともあります。
またバス停に人がいても合図を出さないと通過してしまうのでご注意を。料金は車内にいる車掌に払います。距離に応じた料金を払うエアコンバスでは車掌に行き先を告げてから支払います。下車する際は日本のバスのように停留所ごとにアナウンスはありません。そのため目的地が近づいたら降車ボタンを押すようにしましょう。バスを降りる際は左右をよく見てバイクがこないかどうか安全確認をしないと危険です。
モーターサイ利用時の注意点
バイクの後部座席に乗るので、ほかの移動手段に比べて危険性を伴い、運転手によってはかなりのスピードを出す人もいます。写真右のように横乗りをする人もいますが、このように乗るのは危険です。
利用する際にはヘルメットを被り、座席に股がり、ひざを開かないように注意し、急ブレーキや突然の進路変更に備えてしっかりとバイクにつかまっていましょう。
●安全な乗り方
●危険な乗り方
トゥクトゥク
バンコクを代表する個性的な乗り物、トゥクトゥク。定員は3名ですが、運転手が許可すれば何人乗っても構いません。ただし、3輪のためスピードを出しすぎると不安定になるので注意が必要。料金は乗車前に運転手と交渉して決めますが、外国人には高値を提示してくる場合があるので気をつけましょう。料金は目的地に着いてから支払います。
シーロー
軽トラックを改造して荷台にシートを取り付けたタイプの車はシーローと呼ばれています。フジスーパーなど日本人の利用が多い場所には何台ものシーローが待機していて、住んでいる場所を告げるとそこまで行ってくれます。買い物をして荷物が多くなってしまったときなどに重宝します。料金は距離にもよりますが、近場なら30〜50B程度です。
ソンテウ
小型や中型ピックアップトラックを改造し、荷台にベンチを付けた乗り合い自動車がソンテウ。バスの走行していないエリアや郊外の住宅地を走行し、パタヤなどの観光地でもよく見かけます。決められたルートを往復するタイプとタクシーのように目的地まで向かうタイプがあります。料金は運転手と交渉して決めますが、最低料金で20〜40Bほど。
チャオプラヤー・エクスプレス
都内を流れるチャオプラヤー川を、南はクルンテープ橋から北はノンタブリまで約10kmの区間を往復するチャオプラヤー・エクスプレス。陸上の渋滞を避けられるので都民の重要な足となっています。朝夕の混み合う時間帯は運航本数が増えます。運航時間は6:00〜19:00で、約20分間隔で運航しています。料金は12〜30B程度です。
ロングテールボート
ロングテールボートは都内を東西に運航していて、航路の決まった乗合船と、目的地を自由に決められる水上タクシーの2種類があります。渋滞に左右されないのが特徴ですが、どちらも小型船にエンジンを付けただけの船で、水しぶきを浴びてしまうこともあるので注意が必要です。料金は乗合船が10〜15Bで、水上タクシーは1時間500B〜です。
長距離バス
タイの長距離バスは地方都市への直行便が多く、料金が安いのが特徴。エアコンバスもあり、普通のバスに比べてシートが広いので長距離移動も快適です。ターミナルは都内に3ヵ所があり、チケットはターミナル窓口で購入。東ターミナルは東部方面、南ターミナルは南部と西部方面、北ターミナルは北部、中部、東北部方面へのバスが発着します。
